自律神経の乱れ
動悸や立ちくらみ、めまいや疲労感などの症状は自律神経の乱れから来るものかもしれません。
現代社会でのストレス問題はよく聞く課題ですが、ストレスが長く解消されないと自律神経が乱れ、様々な症状が体に出てきます。
症状をそのままにしておくと「自律神経失調症」などの診断に繋がることがあります。
○自律神経とは?
私たち人間が意識せずとも行っている体内活動をしてくれる神経のことで、呼吸や消化活動、体温・血圧・心拍数などのコントロールなど、生命維持に必要な活動を司る神経のこと。
「交感神経」と言われる活動する時に働く神経と「副交感神経」と呼ばれる休む時に働く神経の2種類があります
○自律神経が乱れると?
〈精神的症状〉
不眠、不安感、集中力の低下、食欲不振など
〈身体的症状〉
息切れ・動悸、ふらつき・立ちくらみ、めまい・吐き気・倦怠感、便秘や下痢など
これらの症状のいくつかが内臓検査の異常なく3ヶ月続くと『自律神経失調症』という診断になる場合があります。
○原因
脳が様々なストレスに晒され続けることにより疲労することで起こります。
人間関係などによる精神的なストレスに加え、寒暖差や昼夜逆転などの生活環境による身体的ストレスも影響します。
○治療法
治療法は多くの場合ストレス環境を見直し、脳へのストレスを減らし、規則正しい生活をしてもらうことによって改善させていきます。場合によっては精神安定剤や漢方などの薬を使う場合もあります。
当院では鍼灸治療を中心に体のめぐりを整えるようにしていくことで、自律神経の乱れを整えることが出来ます。
○予防と対策
自律神経を乱れないようにするのに1番いいのは規則正しい生活リズムをしていくことです。
特に朝日を浴びるのはとても有効で、朝日を浴びることによってセロトニンと呼ばれるホルモンが分泌され、体内リズムを整えることが出来ます。
また、食事も大切で、タンパク質を中心にバランスの良い食事を3食しっかり摂ることが大切です。
ストレスのかかりやすい現代社会ですが、自分の体と向き合いつつ、元気に穏やかな生活を送れるようにしましょう!