食生活と不調の関係

 

 

突然ですが!皆さんは食べる事は好きですか?

 

 

私達はもちろん生き物なので、生きていく上では何かしらの栄養を摂らなければ当然生きていけません。

 

 

そして人間は雑食なので、様々な動物や植物から命をいただいて、それらから栄養を吸収して体を作っています。

 

 

近年、体調の様々な変化が食事によって起きているという事が分かってきました。

食事は毎日摂るものですし、毎日の積み重ねで体は良くも悪くも変わっていきます。

 

 

だからこそ食事を摂る上では栄養バランスなどを考える必要があります。

 

 

現代の多くの国では食料が充実していますが、その分飽和状態になっているとも言えます。

贅沢な問題ではあります…。

 

 

そんな中でやはり何を食べて何を食べないかという取捨選択は大変重要になります。

 

 

人間も自然の一部ですよね。

という事は、食べる物もなるべく「自然の食材」を取り入れるのが本来の形だと思います。

 

 

様々な研究により栄養学などの知識が発展したり、

実際に寿命が長くなったりしているのはとても良い事だと思います!

 

 

しかしその反面、本来なら体にとって不要な添加物や加工食品など不自然なものを取り入れてしまっている事も事実です。

 

 

縄文時代など古来では必要な時に動物を捕獲して食べたり、ドングリなどの木の実を食べたり、農業が発展していなかったので自然に生えている山菜や海藻などを食べていたと言われています。

 

 

甘いものを欲する時には花の蜜やサトウキビを齧って食べていたようです。

 

 

安定して食料を得られた訳ではないので、空腹な時間も長かった事でしょう。

 

 

空腹時にもある程度生きていけるように体は糖を脂肪に置き換えて栄養を蓄えるようにできています

(ちなみに空腹時には生命を維持する必要性から長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が働くと言われています。)

 

 

現代は農耕や畜産・漁業などの発展や保存技術の進歩により安定的に食料が手に入るようになったため、生活上、縄文時代ほどは体内に栄養を貯めておく必要がありません。

 

 

人間の体は、古代の木の実などを食べて生活していた1万4000年前から大きく進化はしていないと言われており、本来は砂糖や炭水化物など沢山の糖質は必要としていないそうです。

 

 

しかし私たち人類は食に楽しみを見出した事で、必要以上に食事、特に糖質を摂り過ぎているのが現状だと思います。

 

 

特に疲れた時の糖分摂取やご褒美のデザートには注意が必要です。

 

 

一般的な砂糖(白砂糖)や精製された穀類(小麦粉、白米)は皆さんも毎日食べると思いますが

白くなるのは精製の過程で余計な物が削ぎ落とされた事によります。

 

 

しかしこの「余計なもの」が実は体にとっては必要なものになる事が多いのです。

 

 

白米や麦を例に挙げると、精製の過程で外皮や胚芽など所謂、糠(ぬか)を取り除いた状態が一般的です。

 

 

見た目は白く美味しそうですが、こうした食材は体に入ると直ぐに消化されてしまうために血糖値が急上昇しやすく

その後血糖値を下げるホルモンであるインスリンが膵臓から分泌される事により逆に血糖値が急降下します。

 

 

先程の例で言えば、実は糠が残った状態だと体内での消化・吸収のスピードが緩やかになり、

血糖値の急上昇が抑えられるため、その後の急降下も防ぐ事ができます

 

 

この血糖値の乱高下が膵臓など内臓を疲労させ、機能を低下させてしまいます。

 

 

これが繰り返される事で膵臓の機能が正常に働かなくなり、インスリンが分泌され続けてしまう病気が糖尿病です。

 

 

また早食いや大食いは胃や腸への負担が大きくなり、それも内臓疲労の要因となります。

内臓の疲労により原因不明の倦怠感や疲労感が抜けなかったり、精神的な不安定さに繋がったり、

血行も悪くするため体の痛みなどを引き起こしたりしてしまう事があります。

 

 

また、よく避けられがちな脂質についてです。

 

 

脂質も良い脂質を適量に摂るのは体にとって必要な事です。

 

 

前提として私たちの体は細胞の集合体です。

細胞1つ1つは部屋のように分かれていて、その部屋は細胞膜というという壁で囲まれています。

そしてその細胞膜はリン脂質という”脂質”で出来ています。

 

 

つまり脂質は体にとって重要な要素になります。

 

 

しかし、ショートニングやマーガリンといった人工的な油ばかり摂るのはおすすめしません。

 

 

これらの油は植物油に水素加工して固形にしたもので、トランス脂肪酸が含まれています。

 

 

トランス脂肪酸は心臓病リスクを高めると言われています。発がん性なども疑われているためなるべく避けたい食品です。

 

 

良い脂質を摂るためにおすすめなのは、サバなどの青魚やクルミなどのナッツ類が代表的です。

 

 

これらにはオメガ3脂肪酸という脂質が含まれます。

 

 

オメガ3は体にとって負担が少なく、抗炎症作用様々な病気の予防脂肪の燃焼促進など様々な体に良い作用があるとされています。

 

 

調理にはオリーブオイル(エクストラバージン)や亜麻仁油、えごま油など自然な形に近い油を使うのがおすすめです。

 

 

他にも様々な摂るべきものや摂ってはいけないものはありますが、またの機会に!

 

 

今までの食生活を全て変えて

「絶対にお菓子や甘いものは食べない!」

「良い油だけを使おう!」

というのは現実問題としては難しいと思います。

 

 

また、好きな物を食べるのも悪い事ではないと思います。

 

 

が、日々の生活の中で少しでも意識を変えて、

食品に対する見方を変えてご自身で考えて選択ができれば、生活の質の改善にも繋がります。

 

 

できる範囲から少しずつ意識して、生活を変えていければ人生の質も上がっていくはずです。

一緒に考えていきましょう!

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投稿者プロフィール

深澤春樹
深澤春樹
【国家資格】はり師・きゅう師
【出身地】松本市
【趣味】音楽(ギター・サックス)・読書
【好きなスポーツ】水泳・ジョギング

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