背中の痛み
背中や胸、脇腹にかけての痛みを感じることはありませんか?
それはもしかしたら『肋間神経痛』かもしれません。
〇症状
『肋間神経痛』は、肋間神経に沿って出る痛みで、胸や脇腹、背中にかけて痛みが出るもので、多くの場合は左右どちらか片方の場合が多いです。
肋間神経とは、背骨から出て肋骨に沿うような形で通っている神経のとこで、その神経が影響している痛みをと言います。
〇原因
原因として多くは、姿勢不良やストレス、帯状疱疹ウイルスなどの感染や、中には肋骨骨折などの既往があり、骨折段階で神経を圧迫してしまっているものもあります。
多くの場合は、背骨周りの筋肉などが固くなり、神経の出口を圧迫してしまい、痛みを感じていることが多いです。
〇治療
多くの場合、神経ブロック注射や、抗ウイルス薬鎮痛剤などを使って治療していきます。
当院では、鍼灸、電気による刺激を用いて圧迫されている神経の出口を緩め、周りの筋肉をほぐすストレッチを加えていきます。
そして最も大切なことは、痛みを感じたら出来るだけ早く医療機関を受診し、治療をすることです。
長く患ってしまった神経痛ほど治療で取り除くことは困難になってしまいます。
〇日頃の注意点
治療をして良くなってからも、注意を怠っては行けません。
特に気をつけて欲しいのは姿勢です。
治療をして痛みがなくなっても、痛みの原因となってしまった筋肉などの硬さは繰り返しやすいため、正しい姿勢で生活していくことが大切になります。
猫背などが改善されないと背中の筋肉が固くなるため、再び不調をきたすことがあるので、日頃から正しい姿勢を心がけましょう。
肋間神経痛だけでなく、痛みや不調を感じたら早めに対応することが治すための近道です。
長い間我慢せずに、早めにご相談ください。