有痛性外脛骨について

スポーツをされている方などで土踏まずの痛みを訴える方が稀にいらっしゃいます。

 

土踏まずの痛みと言っても、足底の筋肉の炎症や扁平足によるものなど様々な原因があります。

 

今回はその中でも「有痛性外脛骨」という状態についてご紹介します。

 

土踏まずの位置にある舟状骨という骨の内側には、稀に余分な骨が現れる場合があります。この余分な骨を「外脛骨」と呼びます。

 

 

そして特にこの外脛骨に痛みを伴っている状態を「有痛性外脛骨」と言います。

 

外脛骨があっても無症状の方もいるのですが、有痛性外脛骨となり治療の対象となる場合が多いです。

 

症状は土踏まず部分の下部・内くるぶしの下の部分の骨が飛び出したり、同部分の疼痛です。

 

原因として、筋肉の緊張があります。

 

舟状骨には後脛骨筋というふくらはぎの内側の筋肉が着くのですが、スポーツなどでの足の使い過ぎやこの筋肉の緊張などで、この舟状骨や外脛骨が引っ張られることでその周囲に痛みが現れます。

 

 

 

また関節配列の異常による場合もあります。

 

扁平足(土踏まずがない状態)でアーチが落ちていると、この後脛骨筋腱による牽引力がより増すため症状が現れやすいです。

 

手術となる事例もありますが、鍼灸施術で炎症を抑え痛みを緩和させることは十分可能です。

 

また症状が現れている原因を探し、関係する部分のストレッチで整え、正しく足を使えるようになる事で痛みを出なくする事が可能です。

 

必要であれば症状の出ている部分にパッド(クッション)を当てることで痛みを出にくくすることもあります。

 

スポーツをされていたり、日常生活でもこの痛みが現れて困っている方は沢山いらっしゃいます。

 

お困りの際にはお気軽にご相談ください。

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投稿者プロフィール

深澤春樹
深澤春樹
【国家資格】はり師・きゅう師
【出身地】松本市
【趣味】音楽(ギター・サックス)・読書
【好きなスポーツ】水泳・ジョギング

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