めまいや耳鳴りでお困りの方へ
めまいや耳鳴りを、皆さんも1度は経験したことがあると思います。
その頻度や出方はその人により様々ですが、めまいや耳鳴りが強く、生活に影響が出てしまう方が多くいる事も事実です。
さて、そんなめまいや耳鳴りは何故起こってしまうのでしょうか。
これらには様々な原因が考えられ、両者は関係ないものと思われがちですが、実はどちらも耳が関係していることが多々あります。
耳には、体がバランスをとる際の平衡感覚を司る三半規管(さんはんきかん)や前庭(ぜんてい)という器官があり、ここに異常が起こるとめまいを起こしやすくなります。
まずめまいについて、多い物ではメニエール病や、良性発作性頭位めまい症などがあげられます。
中には小脳脳幹出血・梗塞、小脳腫瘍などが原因となる場合もあるため注意が必要です。
耳鳴りに関しては、原因は明らかにできない事も多いのですが、耳の奥にある内耳や蝸牛神経に原因があると考えられます。
その他、メニエール病や、耳周りの筋肉の音や耳周りの血管で血流音が聞こえる場合なども耳鳴りが起こります。
症状の出方として、めまいだけ、耳鳴りだけが現れる場合もありますが、めまいと耳鳴りが同時に現れる場合もあります。
めまいと耳鳴りが同時に起こる場合に考えられる代表的なものとして、メニエール病が挙げられます。
メニエール病ではめまい・耳鳴りに加え、難聴を伴う場合があります。耳は外側から外耳・中耳・内耳と分けられるのですが、メニエール病は内耳の「内リンパ水腫」が原因とされています。これは内耳の血流障害によるという説が有力ですが、様々な原因が挙げられ、ストレス病の1つと考えられています。
内リンパ水腫は、内耳の中にある「内リンパ」という水が増え過ぎた状態の事を言います。
これが平衡感覚を狂わせ、めまいを起こすとされています。
主な症状は片側の難聴、耳鳴り、めまいで、耳のつまり感が現れる場合もあります。これらが繰り返し現れるのが特徴です。
ひどい場合は吐き気・嘔吐・冷や汗が伴うこともあります。
めまい・耳鳴り・難聴の3つが特徴で、難聴では特に中低音の難聴が現れます。
メニエール病の1回の発作は30分ほどですが、1度収まっても繰り返し現れ、次第に難聴が進行していくこともあります。
当院では鍼灸治療やストレッチで、血流の改善や姿勢の改善を促し、めまいや耳鳴りを起こしにくい体を作るための治療を行っています。
メニエール病などめまいや耳鳴り等でお困りの方は当院にご相談ください。
投稿者プロフィール
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【国家資格】はり師・きゅう師
【出身地】松本市
【趣味】音楽(ギター・サックス)・読書
【好きなスポーツ】水泳・ジョギング
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