変形性膝関節症とは
平地での歩行は平気だが、階段で膝が痛い。
正座は膝が痛くてできない。
このような症状があったら、初期の変形性膝関節症の症状かもしれません。
<膝関節症の特徴>
多くは中高年、50歳代に発症する。
男性に比べて女性に多い。
日本では、変形性膝関節症の85%以上がO脚に変形する(内反変形)
<原因>
関節軟骨の老化(変性)により、関節軟骨の弾力性がなくなり、使いすぎにより関節がすり減ってしまうこと
肥満による膝への負担
体質や遺伝
骨折、靭帯や半月板の損傷などの過去の外傷
<症状>
初期は、動作開始時の痛みを訴える。
中期は、階段の昇降(特に降りる時)で痛みが出るようになる。
症状が進み、明らかにO脚に変形している場合、
膝関節内側に体重がかかった時に痛みが強く、平地の歩行も苦痛を伴うようになる。
また、膝が伸びきらない。
<予防と手術以外の治療法>
安静と体重の減量
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を中心とした筋肉トレーニング、関節のストレッチ
(膝に痛みがある場合は膝関節の屈伸を避けて行う)
膝を冷やさない
痛み止めの注射
<手術による治療>
膝の屈曲ができない状態の場合は、保存療法の限界を超えているので、手術も考える
(内視鏡手術、骨切り術、人工関節置換術)
変形した膝は元の状態に戻ることはありませんが、
症状が進行しないよう予防したり、痛みを軽減できるよう働きかけていくことはできます。
当院では、鍼灸の治療とストレッチを行っています。
膝の痛みでお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
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