不眠症について
疲れているはずなのに眠れない、
寝つきが悪い、
ぐっすり寝た気がしない
そんな睡眠についての悩みを抱えている方はいませんか??
不眠症とも言われるこれらの症状は、日中の眠気、注意力の低下、倦怠感などの種々の体調不良の原因となります。
主な原因を大きく分けると以下のものが考えられます。
①気温、明るさ、騒音、布団や枕などの環境によるもの
②体の痛みや痒さ、鼻詰まりなどの身体的な不調によるもの
③悩み、イライラ、ストレスなどの精神的なもの
④カフェイン摂取、アルコール、タバコ、運動不足などの生活習慣によるもの
これら以外にも原因となることは多くあるかと思われますが大きく括るとこの4つに分かれます。
これらの原因で自律神経が乱れ、普通は睡眠などの身体を休める時に働く「副交感神経」が上手く働かず、逆に活発に活動する際に働く「交感神経」が優位に働くようになり、結果として不眠症と呼ばれる症状が出てきてしまいます。
原因がわかってもすぐに対処することが難しいこともあるかと思います。
特に③の精神的なものに対してはなかなか解消することが難しいことが多いでしょう。
そこで不眠症に対するひとつのアプローチとして
「朝日を浴びる」
ということをおすすめします。
朝日を浴びると眠りに誘うホルモンである「メラトニン」の分泌が抑制され、体が活動モードに切り替わります。そして朝日を浴びてから12~14時間ほどすると再び「メラトニン」が分泌され、自然と体が睡眠を取るための準備をしてくれます。
朝はなかなか忙しいく、ゆっくりとできないかもしれませんが、起きたらまずカーテンを開けて朝日を浴びてみてください。
朝日を浴びることで気分もスッキリしますし、体の活動リズムが整えられ、睡眠不足にも効果が期待できます。
ここまで不眠症について、朝日を浴びることをおすすめしてきましたが、それ以外にも当院では睡眠不足解消に酸素カプセルの使用を推奨しています。体の中の酸素量が増えることで、睡眠不足や疲労回復に効果があるとされています。
また、鍼灸治療は自律神経の乱れにも有効とされており、副交感神経を優位にすることが期待できます。
しっかりとした睡眠で一日の疲れをとり、日々の生活をより良いものにしていきましょう。