倦怠感でお悩みの方へ

 

 

「全身がだるい・重い」

 

 

「疲労が抜けない」

 

 

「何だかボーっとする・やる気が起きない」

 

 

このような倦怠感と呼ばれる症状でお悩みの方はすごく多いです。

 

 

しかし同じ様な症状でも、これらの症状が現れるのには様々な原因が考えられます。

 

 

考えられる主な原因としては以下のものが挙げられます。

 

 

・日常生活や仕事などからの疲労

 

 

・睡眠不足

 

 

・食生活の乱れ

 

 

・誤った生活習慣

 

 

この他にも様々な原因が存在します。

 

 

上記の様な生活が続くと、自律神経が乱れてしまいます。

 

 

自律神経について詳しくは以前の記事をご覧ください。

自律神経失調症

 

 

仕事や家事、人間関係などで肉体的・精神的ストレスが加わると、交感神経と呼ばれる、体を興奮状態にする神経の働きが強くなります。

 

 

交感神経の働きが強くなると体が緊張状態となるため、心拍数が上がったり、胃腸などの働きが抑えられたり、呼吸が早くなったりします。

 

 

そこから寝つきが悪くなり不眠に陥ったり、食欲不振やストレスからの過食などで食生活が乱れたりして、倦怠感の原因が生まれてきます。

 

 

また緊張状態のため全身の筋肉にも緊張が現れ、コリなどにも繋がっていきます。

 

 

交感神経が働くと血管も縮んだ状態になります。

 

 

血管が縮むと全身に栄養が行き届きにくくなる・老廃物が流れにくくなるといった事が起きてくるため、ここからますます疲労が抜けなくなるという負の連鎖が起きてしまいます。

 

 

決して体にとって良い状態とは言えませんね。

 

 

それでは、この倦怠感が起きないようにするためにできる事は何でしょうか。

 

 

ストレスの原因となる事を避けるのが1番ではあるのですが、仕事や家庭・人間関係などはなかなか変えられるものではなく、環境を変えるのは難しかったり時間がかかったりしてしまいます。

 

 

まず出来る事としては、食生活の見直しを行うことや運動を取り入れることなどが挙げられます。

 

 

「疲れた時は糖分!」という言葉をよく耳にしますが、実はこれは良くありません。

 

 

実は本来、人の通常のエネルギー源は糖質ではなく「脂質」であり、人の体は脂質からエネルギーが供給されれば活動できるようにできています。

 

 

エネルギーの消耗が著しい場合には補助的に糖質を取る必要があります。

 

 

現代社会には甘いものが溢れています。美味しいコンビニスイーツはたくさんありますし、仕事の合間についチョコレートを食べてしまうなど、よくやってしまいがちですね。

 

 

このような積み重ねから「糖質に依存」してしまっている方が多いのですが、これは本来目指すべき栄養の取り方ではありません。

 

 

糖質を摂取すると一時的に急激に血糖値が上昇します。時間が経てば血糖値は元に戻るのですが、これは体から分泌されるホルモンによるものです。

 

 

正常であればこれで済むのですが、糖質を取り過ぎると血糖値がだんだん乱れていきます。

 

 

これを繰り返していくと、ホルモンが上手く働かなくなり、体を正常に保つことが難しくなります。

 

 

その結果、疲れや倦怠感が出やすくなるのです。

 

 

これを防ぐためには糖質の量を減らして、タンパク質や食物繊維をきちんと食事に取り入れる、ナッツ類や魚など「良い油」が含まれている食品を取り入れるなどの工夫が必要となります。

 

 

ナッツや魚には「オメガ3」と呼ばれる良い油が含まれています。これまでは油は取らない方が良いというイメージが強かったですが、この「良い油」はむしろ体を健康にしてくれるため、食事に取り入れた方が良いのです。

 

 

倦怠感や疲労の対策には食事の見直しが1番始めやすいです。宜しければ皆さんも食生活の見直しを是非してみてください。いきなり食生活をガラリと変えるのは難しいかもしれませんが、少しずつ始めてみるだけでも効果が実感できますよ。

 

 

食事について触れてきましたが、それ以外に当院で出来る事としては、こった筋肉に鍼灸などを行ったりストレッチを行ったりして筋肉の緊張を取り除くようにしていきます。また酸素カプセルも疲労回復や睡眠不足の解消にとても効果があります。

 

 

倦怠感や疲労を感じることのない生活を一緒に目指していきましょう。

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投稿者プロフィール

深澤春樹
深澤春樹
【国家資格】はり師・きゅう師
【出身地】松本市
【趣味】音楽(ギター・サックス)・読書
【好きなスポーツ】水泳・ジョギング

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