筋肉痙攣と砂糖の関係

 

私は患者さんとの会話でよく、好きな食べ物や嫌いな食べ物などを

聞くことがあります。

 

なぜなら、

食生活が身体に影響を与えていることがあるため

症状を改善させるのに知っておきたい

と思うからです。

 

 

 

今回は、砂糖を摂り過ぎることが

筋肉の痙攣(筋肉の引きつり)

に影響がある

という話をさせていただきます。

 

先日、陸上をしている学生と話をしていた時に

「ストレッチも十分やっているのに、

すぐに足が攣ってしまうのは何故ですか?」

という質問を受けました。

 

 

どういう時に攣るのかを聞くと、

・ストレッチをして筋肉を伸ばそうとすると攣ってしまう

・自転車を漕いでいて坂道を上る時に攣ってしまう

・陸上の練習でダッシュを何本か繰り返すと攣って走れない

・夜中に足以外の筋肉も攣ることがある

こんな感じで

何をするにも身体のどこかが攣ってしまうといった具合でした。

 

 

筋肉が攣ってしまうというと、

筋疲労や電解質のバランス異常のことが多いと思いますが

どうも当てはまらない感じがします。

 

食べ物の好き嫌いを聞いてみたところ

甘いものが大好きで、一日中お菓子やジュース、菓子パンなどを

摂っているようでした。

 

それが原因かもしれないと伝え、

砂糖が入った物を控えるよう伝えました。

 

約10日後に様子を聞いたところ

そういえば、最近ぜんぜん攣らなくなりました!

との事。

何年間も悩んでいた筋肉の痙攣がまったく出なくなりました。

 

 

なぜか?

体の中では、ブドウ糖の分解にビタミンB1が使われますが、

大量に砂糖が入ることにより、ビタミンB1も多く消費されます。

そして、急激にビタミンB1不足になることで痙攣が起こるようです。

 

 

WHO(世界保健機関)では

成人の一日あたりの砂糖摂取量は25g(小さじ6杯)程度までが望ましい

という指針が発表されています。

 

 

 

その筋肉のけいれん

砂糖の摂り過ぎかもしれません・・・

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投稿者プロフィール

関崎直樹
関崎直樹
【国家資格】柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
【資格】アスレチックトレーナー(JATAC)
【出身地】松本市
【趣味】読書・ジョギング
【好きなスポーツ】新極真カラテ・バレーボール・バスケットボール