注意しましょう!実は多い”猫背”

 

「背中、丸まってるよ」

「猫背になるよ」

 

こうやって学校の先生や親御さんから姿勢を注意されたこと、ありませんか?

ほとんどの方が子供の頃から「猫背」という言葉を知っていたと思います。

 

そんな猫背についてお話ししていきます。

そもそも猫背とはどんな状態のことでしょう。

 

人間の頸椎(首)から骨盤にかけての脊柱(背骨)は、

生理的弯曲と言ってS字を描くように椎骨が連なって出来ています。

頸椎は前方、胸椎は後方、

腰椎は前方、仙骨・尾骨(骨盤)は後方にそれぞれカーブしています。

 

背中と言われるのは特に胸椎のことを指すことが多いです。

この胸椎は後ろに弧を描くように弯曲しているのですが

この後ろへのカーブが強くなった状態を一般的に猫背と呼びます。

 

 

 

 

では何故、子供の頃から注意されていたはずなのに

沢山の方が猫背になってしまうのでしょう。

 

それには様々な原因があります。

・パソコンなどのデスクワーク

・椅子やソファに浅く腰掛けたまま背もたれに背中をつける

・読書やスマホ…等々。

 

しかしこれらは猫背を起こす行動というだけで原因ではありません。

 

例えばお仕事中、最初は姿勢を正していても

無意識のうちに画面や書類に顔が近づいていき背中が丸まってしまったり

椅子などに浅く座ると、楽な姿勢を取ろうと背中が丸まってしまったりします。

 

実はこの猫背、骨盤に原因があることが多いのです。

 

床に骨盤を直接つけて座っていたり

椅子に浅く座っていたりすると

背骨の土台である骨盤が

正しい位置よりもどんどん後ろに倒れていってしまいます。

 

そこで均衡を保とうと背中が丸まっていってしまいます。

この様な姿勢での生活を繰り返すことで猫背になってしまうのです。

 

骨盤には太ももの後ろの筋肉(ハムストリングスなど)が付着しているのですが

悪い姿勢を繰り返しているとこの筋肉が硬くなっていきます。

 

硬くなったハムストリングスによって

骨盤が後ろに引っ張られるので

骨盤も後ろに倒れてしまうのです。

 

ですので、普段から背中が丸まらないように意識するのはもちろん

ストレッチなどで緩めることが必要になっていきます。

 

そこで、ハムストリングスのストレッチの方法を一つご紹介します。

1、ストレッチしたい側の足をベッドなど少し高いところに置く。

2、膝の上に両手を置く。

3、そのまま上半身を前に倒し、伸びていると感じるところでストップ。

4、1回30秒以上を毎日最低1セット行ってください。

 

※痛すぎない範囲で行ってください。

また、現在腰が痛くてこの姿勢が辛い方は無理に行わないでください。

 

ハムストリングスが緩んでくると正しい姿勢も取りやすくなります。

また、椅子に座る際には深く座ること、

床に座る際にはできる限り正座をして

床などに骨盤を直接付けないようにしてください。

 

そしてパソコンやスマホの画面・本や書類などに顔を近づけ過ぎない様に注意しましょう。

 

正しい姿勢も悪い姿勢も長年の姿勢は今の姿勢から始まります。

 

是非、日頃からストレッチなどでご自身の体のケアをしてあげましょう!

猫背など姿勢のお悩みにも当院が力になります。

お困りの方はお気軽にご相談ください^^

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投稿者プロフィール

深澤春樹
深澤春樹
【国家資格】はり師・きゅう師
【出身地】松本市
【趣味】音楽(ギター・サックス)・読書
【好きなスポーツ】水泳・ジョギング

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