腰痛の原因、特定できますか?
みなさんこんにちは。3週目担当の細井です。
10月も中旬に入り
朝晩、冷え込むようになってきましたね。
風邪をひいたり、冷えは体調を崩すきっかけになります。
特に坐骨神経痛などを伴う腰痛は
寒くなってくると注意が必要です。
そこで今回は、腰痛についてあまり知られていないことを
少しお話したいと思います。
まずは、腰痛の定義から。
「腰痛」とは、病気の名前ではなく
腰まわりを主とした
痛みや張った感じ、不快感などの症状の総称です。
腰、お尻、下肢までの痛みやしびれを伴う
坐骨神経痛なども含まれます。
年齢や性別関係なく、多くの人が悩んでいる腰痛は
厚生労働省が発表している、腰痛対策の資料によると
医療機関を受診しているうちの
約85%の人の腰痛が
「 非特異的腰痛 」 (原因不明の腰痛)
といわれています。
腰痛は、原因が特定できる
「 特異的腰痛 」と
原因が明確に特定できない
「 非特異的腰痛 」の
2種類に大きく分けられています。
「 特異的腰痛 」は
医師の診察や画像検査(X線、MRIなど)で
原因が特定できるものをいいます。
具体的には、腰椎椎間板ヘルニアや
腰部脊柱管狭窄症、圧迫骨折、骨粗鬆症
悪性腫瘍や内科的な病気などがあり
医療機関を受診する患者さんの
約15%ほどといわれています。
一方、多くの方が抱える
「 非特異的腰痛 」は
医療機関を受診しても、厳密にどの部分の損傷や
病気によるものか分からないままになってしまいます。
鎮痛薬や湿布、ブロック注射も
一時的に痛みを止めることができ効果的だと思います。
しかし、痛みの原因がよく分からない方にとっては
根本的な解決にはなりません。
そういった状況にある方は
一度、鍼灸治療をご検討していただきたいです。
当院では、丁寧に検査法をして身体の状態を把握し
鍼とお灸で腰痛の治療をしていくことができます。
また、当院の待合室には
こうしたお知らせを掲示しています。
簡単ではありますが
来院された際にはチェックをして
自分の腰の状態を知っていただきたいです!
慢性的な腰の痛みや不快感は
「昔からずっとだし、しょうがない」
と考えている方も、自分の身体の状態を知って日常から姿勢に気をつけたり
メンテナンスをしていくことで
生活の質を少しでも上げていくことができます。
腰痛でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
少しでも皆さんのお役にたてたらと思います。
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